とんでもないことになった。 耕運機入手の顛末記

ハイブッシュの花がもうすぐ綻びそうな3月28日
<エチョータ HB>
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本当にとんでもないことになった。生涯に何度もないような事件と言って過言でないと思う。

亭主の悪癖の一つに「衝動買い」があると自覚し常々反省もしてるのだが、またまたやってしまった今回のは、何と言っていいのか、まさに仰天した事件いや買い物であった。

先日(3/25?)かっての会社の後輩で千葉に在住する佐藤くんから「耕運機見つかったよ~」と電話が入った。
彼はなぜか亭主が農園を始めたのが気になって仕方がないようで(きっと危なっかしくて気なるのだろう)時々様子を見に来てくれる親切な人物なのだ。しかも根っからのセールスマンで、地元の知人と情報を山のように持っている。
前回(3月の初旬だったか)特に用事はなかったみたいだが、仕事のついでだろう、寄ってくれたとき「耕運機が欲しいんだ。動けばいいやつ。」ってなんとなく四方山話の中でしていたのだ。

「いくら?」 名古屋人というか年金生活者というか、まずは値段が気になった。
「一万円」
「おいおい。耕運機だぜ。1馬力のミニじゃないよ。3馬力か4馬力は欲しいんだよ。」
「農家の人が使ってたやつっていうから、それなりの大きさあるんじゃない。」
「大丈夫か?」
「だめなら断りゃいいから一度見にいかない」
「どこ?」
「君津」
「内房ジャン」
「そこから1時間もありゃ行くよ。軽トラあったよね。今度の土曜日に行こうよ。」
私と違って決断が速い。引きずられて了承してしまった。

そして今日。彼が案内するためわざわざ来宅。
「9馬力だってさ。」
「ナニ!」…唖然 「そんなでかいのどうするんだ。」
「何とかなるよ。行ってみようよ。」
と、約1時間の房総半島横断。山桜も終わりかけた春の田舎道は何んとも心を和ませる。
この後に待っている恐怖の予感を忘れさせるぐらいに…

着いてみると、縁は異なもの売主も亭主と同姓。くすぐったくなった。
そして現物を見た途端に自信を失った。
「デカ!」 こんなでかいの使えるか?!
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確かに中古はとっくに越してる超本古の代物だった。
しかしそんなことより、そのでかさというか存在感、重量感に圧倒された。
これは本物のプロの耕運機で、おれたちアマチュアの扱うもんじゃない。と畏敬の念さえ抱かせた。

ご主人は私より少し年上の方と見受けられ背もだいぶ低い。「俺が使えてるんだから大丈夫」とニヤニヤ。
「じゃエンジン駆けてみよう。」とやおらボディについてるクランクをとりはずす。
「エッ!エンジンはスイッチじゃないの?」とまた腰が引ける。
もう頭の中は「こんなの無理だ!おれゃ扱えない。断れ!断れ!」と警鐘がジャンジャン鳴ってる。
それでも説明は続く「ギャは前進5段。バック2段。」(そんなにいらないよぉ)「深く耕運するときはこう。浅くはこう。馬力あるから結構堅くても大丈夫…」(引きずられそう…断れ!断れ!)

「どうする?」「うん。いただく。」ってんで一万円をお渡しした。
なんでこれが一万円なんだ。無茶苦茶な値段だ。クズ鉄で売っても一万円は超えるんじゃないか? 
エンジンの音は戦艦ヤマト見たい(映画でしか聞いたことないが)に迫力あって健康そう。
鉄の塊の魅力に引きずられた。

軽トラの荷台にぎりぎり乗った。帰りの道は荷台から落っこちたらどうしようと肝を冷やしながら(もちろんベルトで一応の固定はしている。)4速中心で帰る次第となった。(ちょっと怖がりすぎ…)

佐藤くんに手伝ってもらって第3テラスの土地の高みを利用して荷台から直接テラスに降ろしたときは、ほっと気がぬ抜けた。
「終わった。ありがとう。」と言ったら、「何言ってるの、試運転しようよ。」ときた。(休ませてくれよ。)
第3テラスでエンジン始動。クランクが跳ねてすぐに始動させられない。要領がわかるまで3度かかった。
動き出した。テラスの土を力強く掘り返していく。ゆっくりと。強い。感動ものだ。何せ強い。そして心強い。
これならボスも喜ぶだろう。
インターネットで同型の新車価格を調べた。七十万円前後の代物だ。
いかにも古く世代としてはくたびれかけた私と同じぐらいなんだろう。その点では仲良くなれそう。

また農園に強力な助っ人が新規加入した。「ロシナンテ」「白竜」につづいてNo3だ。
<ロシナンテと>
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<向こうに見える白竜から直接このテラスへ>
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愛称をつけないと…「ヤマト」にしようかな・・・「ムサシ」かな、それとも「アカギ」・・・いっそのこと「イスミ」か?






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