会員圃場見学会

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2月28日(これも晦日といって良いのだろうか…)、いすみブルーベリー振興会恒例の会員圃場見学会に参加。
今回はいすみ市の岬地区の会員のお宅を視させていただいた。
特に今回は接ぎ木についての現地研修も予定されており楽しみにしていた。
好天に恵まれたが、参加者は意外に少なく15人ほど。珍しく女性の会員が少なかった。

岬地区は今回見学させていただくお3方が一緒に平成8年に栽培を開始されたとのこと。今から18年前になる。
多分この年あたりがいすみで最初にブルーベリー栽培がはじめられた時じゃないかと推察。
品種はウエイマウスとフロリダサファイアあたりを主としてスタートされた模様。
亭主がいすみに移り住んで既に10年目に入ったのだから、その歴史はそんなに古いというわけではない。

<柴崎さんの圃場>
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南北西の3面を山に囲まれたお宅の裏に広い圃場があった。
東は田圃が広がっている。代々続いておいでのお宅なのだろう。植木の手入れも素敵であった。
70坪弱のハウスでのポット栽培と13アールの露地栽培とのこと。
露地のブルーベリーはやや元気がなく、ご本人も来年に期待とおっしゃってたが、ハウスの若木はすでに新葉が芽吹き黄緑色の輝くような色合いが目に鮮やかだった。

<熱田さんの圃場>
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露地は8アール程度の規模だが、感心したのは防鳥ネット。初期の作り方なのだろう。支柱のトップもワイヤーで絞めてまとめるのではなく単管パイプをめぐらしてあった。これは丈夫だろう。
羨ましいことにネットは先日の大雪でも破れずに保たれていた。海に近い岬地区はいすみの中でも雪が少ないとのこと…良いなあ…
ハウスがまた立派だった。80坪ほどの奥行きのある頑丈な作りの中で数百鉢のポットが整然と並んでいる。みなさんお仕事が本当に丁寧だ。長い経験を感じた。
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<青木さんの圃場>
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青木さんは、振興会の片岡会長と並んで今いすみで最も精力的に栽培を進めておられJるかたで、昨年誕生したJAブルーベリー出荷組合の組合長さんでもある。何よりも栽培方法がユニークで、徹底して効率性を追求する姿勢は見事としか言いようがない。しかもその考え方は一般の教本ではまず薦めていないすさまじさなのだが、樹の性質をよく理解された栽培の仕方が一つ一つ理にかなっているから面白いし頼もしい。
100坪ほどのハウスでのポット栽培はともか、60アールの露地栽培の方法が驚異的だ。
いったい何本のブルベリーが植わっているのだろうか…多分2500本程度はあるのじゃないだろうか…
亭主の圃場は青木さんの半分の30アール。そこに教本よりややゆったり目に500本弱の樹が植えつけてある。青木さんのところでも教本どおりだと常識的には1200本程度に収めるのが普通の農園だ…
一昨年あたりから露地のラビットアイ種を接ぎ木で全部ハイブッシュに切り替えておられるらしい。何せ決断が速い。
今日はこの方に接ぎ木の実際を見せていただくのが楽しみで出席したのだ。
案の定、接ぎ木についても経験と勘そして実績で積極的だった。
いわゆる切接ぎは露地の場合、前年もしくは前々年に伸びた元気なサッカーやシュートの地上15cm程度のところで接ぎ、1樹の枝に複数本接ぐときは台木が枯れないよう1本は元の枝を残すなどとある。
が、青木さんは全く意に介しない。何年前の枝であろうと主幹であろうと必要なすべての枝に接木、台木の枝は残さない。
枯れはしないとおっしゃる。しかも地上からの高さはあまり気にせず働きやすい高さで接いでいる…等々
もちろん教本が間違っているわけではない。家庭菜園の方、初心者にも安全なように書いてある。
その間のどこで折り合いをつけるかがベテランに近くなってきた生産者方々の判断というものだろう。
樹そのものは生きようと一生懸命なのだから…
参考になった。

見学会が終わって片岡会長の農園に戻り、6人ばかりでブルーベリー談義。
話は弾んで山蛭の話からキノコ、筍にまで尽きることなく2時間半。男同士が、インスタントコーヒーを飲みながら井戸端会議もどき…田舎生活のだいご味の一つか…
日はとっぷり暮れてようやくお開き。
楽しく有意義な価値ある一日だった。


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