2009年7月27日(月)、ついに市場出荷実現! 7月勝手連

7月初旬、ラビットアイの実が熟し始めた頃は、摘み取りもそれほど長時間を必要とするわけでもなく、まだいささかゆったりと「やっとここまで来た」と感慨にふける余裕があった。
が、全部で10種類あるラビット群のうちの約5種が実り始めた中旬に入ると事態は急変した。
摘みきれない。間に合わない。追いつかない。手が足りない。
実をつけさせた樹は約100本だからその内の50本程が一斉にたわわな熟果を増やし始めたのだ。
壮観である。なんてのんびりしたことは言ってられないのだ。
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7月の勝手連は、24日から始まった。
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この間も前掲のように次々に訪問客がある。勝手連は園内の案内係もこなすことになった。
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しかし今回の最大のテーマは農協を通じての市場出荷である。
われわれのブルーベリーが東京の市場に並べられるのだ。
これが実現しなければ、本当に販売に入ったとは言えない。
今までのままごとのような直売所販売とは緊張感が違う。
ご指導いただいている片岡さんや、岬の青木プロと同じレベルで販売できることになるのだ。

粒の摘み取りや選別にも今までとは違う緊張感が生まれ、くたびれることこの上なかった。

<収穫>
張り終わった防鳥網が美しい。白い防鳥網は景観としてもすぐれていると思う。
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潜り込んでるのは長谷川ボス。
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このスタイルはだれかと思ったら亭主だった。
亭主は摘み取りを勝手連に任せ、もっぱら地面に落ちた実を拾うことと主幹周りの雑草取りに終始した。
落ちた実はショウジョウバエ発生の原因になる。丁寧に拾うのが鉄則だ。
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摘み取った実や落ちた実を水に浸し、ショウジョウバエの幼虫がいないかどうかチェックする。
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最も優雅な摘み取りの姿…
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こちらも負けず優雅…ハナは必ずわれわれのそばにいる。
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<そして選別>
第2日目をフルに使って(と言っても昼の炎天下は避けたが)の収穫量は16kgを超えた。
農協への持ち込み単位は8パック1ケースだから、1箱800gの計算になる。16kgだと20ケース作ることができる。
もちろん選別するから実際にはそんなにできるわけではないが、それでも15ケース程度はできるだろうと考えた。
2日間で30ケースはいけることとなる。
甘かった。
選別は芯の疲れる作業だった。
1粒の重さは1g~2g。16kgは16000g。すなわち約1万個の粒を一つ一つ確認する仕事なのだ。
人間には体力や我慢の限界がある。
今のところわれわれのレベルで一人が完全手作業で1日にできる選別の数は3000~4000粒がいいとこのような気がする。
いささかでも時間を短縮し、作業を効率的にさせるには大きさを選別する道具を完成させる以外にない。
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<パック詰め>
選別を始めてから数時間後、パックに100gずつ詰め始めたら粒が想像以上に柔らかくなっているのだ。
そんな馬鹿なと思いつつ触りなおすと、やはり柔らか過ぎるのが多い。中には潰れているのもある。
確かにここ数日強烈な暑さだった。過熟が進んでいたのだ。
全部やり直しである。
(モッチャンの右手前にあるのが秤と農協指定のパック)
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次の日はボスが早朝に、中橋君も昼過ぎには帰宅という悪条件の中で、改めて新しい実を摘みなおし、選別し詰めるという作業をやり直した。(外した粒はシャムづくりに回した。)
結局出来上がったのは10ケース。80パック。8kgという結果であった。
それでも始めてのこととしては上々ということができる。
亭主の勉強不足から来る準備不足が猛暑の中でまたまた現れることとなった。
そして次回以降への教訓と追加の準備業務がまた一つ増えた。

<パック材料の準備>
ボスは選別から離れパックのラベル張りやパックを詰める箱作りに専念。
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男所帯だから許される姿。フログ掲載もはばかるべきだったか…本人の了解は取っていない。
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<箱詰めされたパック>
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5箱で1セットにして上からふたをする。
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<そして出荷>
2009年7月27日(月)、この日はまた勝手連の記念すべき一日となった。
早朝8時15分、モッチャンと二人で10箱のブルーベリーをいすみ農協の集出荷場に持ち込んだ。

2005年5月26日から始まった亭主と「いすみ開墾勝手連」の壮絶かつ頓珍漢な奮闘。
4年と2カ月のまさに不断の努力で「母が100歳になる前までに」という目標にほぼ予定どおりに辿り着いた。
母はこの9月1日で100歳になる。
母もよく頑張って長寿を全うしてくれている。奮闘しているのは母の方かもしれない。
<100歳を1カ月後にした母>
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<予冷室に積み上げられたブルーベリーの箱>
ほかの箱の生産者コードが皆スタンプで記されている中で、拙く手書きのものがわれわれ「いすみの青苺」の箱。
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持ち込まれた各自のブルーベリーは、その日の生産者が検品しあう。
この日はわがボス片岡さんと岬の青木さん、熱田さんだった。
亭主が購買課に納品書を買いに行ってる間に、三人で我々のブルーベリーを見て「ここまでくれば立派なものだ」と言われていたとモッチャンに聞いた。
胸が熱くなった。きっとモッチャンも同じ気持ちだったろう。
新田野に帰るクラウンの軽かったこと…そう、大切に運ぶために白竜(軽トラ)は使わなかったのだ。

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この記事へのコメント

きく
2009年08月02日 12:33
摘み取り、出荷お疲れ様です。いよいよ東京でも自分たちのブルーベリーをと思うと感激ですね
先日いただいてきた生ブルーベリーは感動の美味しさで友達にも大変好評でしたごちそうさまです♪
さて、次回のおしゃもじ隊+α(わたくし)でお手伝いに上がれるかわかりませんが、予定が合いましたら必ず伺います!いつもはお客様として迎えていただいておりますが、今回お伺い出来ましたら是非‘働き手‘として御恩返しさせてくださいね★
亭主
2009年08月02日 23:01
イョオー久しぶり。
ベリー甘酸っぱかったでしょ。親父さんの泥まみれの苦労噛みしめた感じかな…
来訪心待ちにしてます。
みんなで作ったジャガイモでビシソワーズ食べよう。冷たくてうまいよ。
ぜんた
2009年08月06日 14:31
とうとう辿り着きましたね。
「野望の帝国」のゲートへ。
4年と2ヶ月、本当に脱帽です。(スポッ)
石の上にも○年、苔の一念、は本当だったのですね。
これからは更なる効率アップと品質の更なる改良を目指されるのでしょうか?
何はともあれ、心からお祝い申し上げます。
亭主
2009年08月07日 08:25
ぜんたさん久しぶり。
まだまだ続くよ。
みんなが待っててくれてる仕事があるのはホントに楽しいし、やる気がどんどん膨らむ。
暇を作って見に来てください。