驚天動地の鍼灸体験 (小鬼連来襲の続き)

なんともはや説明のしようのない光景である。
娘の撮ったこの写真、あとから見て瞬間あわてた。
「ママさんに見つかったら怒られる…」と若い時代を思い出す。
まるでかってのバンコクかチェンマイでのあられもないマッサージのシーンみたいだ。
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実はこれジャケ(セッチャン母ちゃん)が、お灸で治療をしてくれてるところなのだ。
髪をあっさりと後ろで束ねてる姿が余計に東南アジアを感じさせている。
アラチも良くない。男の半裸を横で平気な顔して眺めてる。(もう男じゃないと思ってるのか!)
しかもこの座り方はまるで娼家のやり手婆さん…。
アラチは年中インドに行って現地でデザイン指導をしてる独身のキャリアウーマンとか。
だからかいつのまにか姿までアジア的になってる。
何とも誤解を生じさせそうな一枚である。

ジャケは私から言わせれば、カリスマ鍼灸師である。
もちろんプロの鍼灸師で、最近祐天寺に自分の鍼灸院を開設した頑張り屋である。
「きよら鍼灸院」 http://www.kiyo-ra.com/

かって母親が杉並に行けたころ、体調回復にと随分丁寧にマッサージをしてくれたことがある。
その時の体調の見立てというか診断は並みのお医者さんよりはるかに説得力があった。
俄然信頼した。

亭主は一見健康そのもの、どこも悪くなさそうに見えるが、じつはPSVT(発作性上室性頻拍)という不整脈の持病持ちなのだ。しかも血圧も結構高い。
これをジャケに見つかった。
彼女が前回5月にやってきたときに、この持病が起こったのだ。
私はいつものことだから静かにして寝ていたのだが、ジャケは驚いたらしい。
杉並で娘たちと仲間の働き過ぎを気遣っていた折、
「今一番あぶないのはあんたの父ちゃんだよ。」
「R子さんどうするのよ、父ちゃんが一人で農園で倒れてたら…」といってくれたみたいだ。
おかげ家族の態度が少しだけやさしくなったような気がする…
そんなこともあってかジャケは今回のいすみ行には鍼灸の準備万端を整えてやってきた。

そうとは知らぬ極楽トンボ、夕方になって晩酌でもと思っていたら空気は一変。 
「そこにうつぶせに寝なさい。」「下は良いから上は裸になりなさい。」と嫌がる亭主を有無を言わさず患者にする。
「治療は心臓だけど、最初は足から…」と先ずふくらはぎにチクッと来た。
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生まれて初めて鍼なるものを打たれた。
意外に痛みはない。上手く痛点を外すのだろう。
なにもされていない感じだが、周りの観客が色々説明するので状況が分かる。
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「このへんのどこか違和感があるでしょ」と左の肩甲骨のあたりをずっと触診する。
「どこも痛くない。」
「おかしいねぇ。痛いはずなんだけど」と何度も押さえて捜しまわる。
「そこちょっと違うみたい。」
「そうでしょ。それじゃないとおかしいの。」
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続いて灸が始まった。
「熱い!」というとすぐ消してくれる。むしろ熱さを感じる前にサッと取るみたい。
もぐさも小さいみたいだった。
最後の軽いマッサージも含め100分ぐらいの長丁場で治療をしてくれた。

その時は何にも体調に変化はなかった。
アラチなどは「首が軽くなった」と喜んでたが、亭主はそんな感じは全くなかったのだ。
そもそもあまり医療や治療の経験が少ない亭主は体調の変化に鈍感なのかもしれない。

が、である。
が、である!! 
このブログを書いている8月19日現在PSVTが起こっていない。
これは亭主にとって大変なことなのである。
だいたいは月に2回は起こる不整脈が、7月の16日を最後に1カ月以上起こっていないのだ。
これまで日々の生活の中で「ア、起こりそう」と感じると必ず起こっていたのが、8月は「ア、普段だったら起こってるな」と感じる瞬間があってもその後起こらないなのだ。
やはり鍼灸が心臓に与えたショックは効果があったのかもしれない。
めんどくさがり屋の亭主も今回は少々心を入れ替えた。
もう少し様子を見て、改めてカリスマ鍼灸師のお世話になるつもりだ。

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