おしゃもじ隊うごく! 母、感謝、感動そして感涙!

悪玄太がやっと帰京し、中一日置いた8月11日、予定していた最後の訪問者『勝手連おしゃもじ隊』が到着した。
気心の知れた大人だけの訪問者たち、母も心待ちにしていたチームだ。
いすみにもやっと落ち着きとやすらぎが戻ってきた。
今回のおしゃもじ隊、もちろん「ブルーベリー狩り」が主目的だが、毎回何か事前に打ち合わせ母にサプライズを運んでくる。今度も案の定だった。
<和菓子のバースデーケーキ>
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が、やはりブルーベリーの魔力はすごい。
だいたいは到着第一声は「お母さん、どお…」からはじまるのだが、今回は違った。
着いたとたん「ブルーベリー、どこ?」

記述が遅れたが、その時いすみは雨が降っていたのだ。
「雨だよ。後にしたら」(亭主)
→ 「傘があるわよ」「レインコート持ってきた。」と相手にしてくれない。
仕方なく、皆に雨具の用意をさせ、全員で農園に直行。
防鳥ネットをまくり上げて皆を中へ入れた途端、「ワー」っと歓声。
「すごい!実がいっぱい」「大きい!」「甘い!」と嬉しくなるようなお言葉…
そうだろう。昨年は防鳥ネットがなく、おしゃもじ隊が来た時にはほとんどの実が鳥に食べられてついて無かった。
楽しみを一年遅らせてしまったのだ。
<シズコさんとカネコさん>
やっとまともなブルーベリー園に近づいてきて満足気な二人。ってのは亭主の希望的観測(?)
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<モッチャン一家>
こっちは相変わらずつるんでるかじゃれあってる感じ。
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<岩佐夫妻>
春のミツバチが鈴なりの実をもたらした。農園の状況にこれまた満足気。
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<ウッチャン>
ウッチャンも7月の勝手連に参加できなかったので摘むのは初めて。感慨もひとしおか…
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<モッチャン>
こっちは初出荷も経験し、もう手なれたもの。
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<出荷用の摘み取り>
今回のおしゃもじ隊。遊び摘みを画してなかった。なぜか「出荷して稼がねば…」の気合十分。
籠を腰に猛然と摘み始めた。
カネコさんのこの姿が出荷用摘み取りの正装(?)
籠のほかにビニール袋も腰につけてる。
出荷に向かない傷ついた実や地面に落ちている実を拾って入れるための袋だ。
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<岩佐の旦那>
ブルーベリーがこんなにたくさん実を付け、たわわになってるのに驚いたらしい。またその甘さも再認識したようだ。
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<ユキさんとキクちゃん>
この二人がいちばん「稼ぐ!」ッて感じだったみたい。時間が少しでもできると、すぐ農園に入って実を摘んでた。
よほど摘み取りが楽しかったみたい。
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なんだかんだで2時間ほどか、園内を行ったり来たりして、収穫量は約15キロを超えた。
しかし園内にはまだまだ熟した実が残ってる。
仕方がないのだ、連続した来客にかまけてまともな摘み取りをしてないのだから…
モッチャンが残り実を気にし始めた…

そして亭主の待ち望んだおしゃもじ隊による夕餉の支度が始まった。
華! キクちゃんの真鯛のお造り>
なぜかこのマドンナ、若いのに魚がさばける。
しかも並ではない。舟盛りもやってのけるほどの腕だ。
彼女の来園を見込んで、今朝大原に揚がった真鯛やヒラメなど普段の勝手連手は絶対望めない高級な魚を買いこんできた。
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絵になるねえ
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見事にてきあがった
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そしておしゃもじ隊本体も手早く酒の肴を作り始める。
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ずらり
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雄ミツバチを思い出す。
本当に役に立ちません。
全然役に立ちません。
まったく役に立ちません。
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<長谷川ワールドの野菜>
ごめん。これ真ん中何だっけ…ボスの畑の野菜だからジャガイモかな…
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<薄揚げー>
シズさんはこれを「うすあげ」と呼んだ。「あぶらげ」と呼ぶ地域と二つあるらしい。
だから「厚揚げ」もあるんだと変に納得。初めて知った。
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<赤飯のおにぎり>
これもうまかった。
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そして宴が始まった。
パーティ大好き人間の婆さん。待ちに待った時間だ。
宴はおしゃもじ隊の画策どおり「母の百歳を祝う会」となった。ありがたいことだ。
婆さんもうメロメロ。満面の笑みで、これも友人から贈られたエプロンをお披露目しつつ登場。
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先ずは乾杯!
婆さん。「やめられまへんなー」ッて感じか…。
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母が遂には感涙にむせぶおしゃもじ隊のサプライズがはじまった。
サプライズ①
<和菓子のケーキ>
(本当は乾杯の前だったけど編集の都合上ここで・・・)
和菓子のケーキは珍しい。年寄りには洋菓子より向いてそうだ。
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婆さんいたくお気に入り。
さっそく「洋風のケーキは油っぼくて…」と講釈が始まる。
孫がケーキ職人なの忘れたか!! 
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やっと男どもも参加できてきた。
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先ずは、は感謝。
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サプライズ②
つぎのサプライズはキクちゃんが箱入りで渡した。
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箱を開けた母を驚かせたのはなんと手製の「金メダル」。さすがにこれは亭主もサプライズ。
ひょうきんなユキさんの夜なべ仕事だったらしい。
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<健康な涙>
母はもう感動のるつぼ。
目を瞬かせる。体の温かくなる涙だ。
そして手は感謝の気持ちで握りしめられた。
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サプライズ③
そしてつぎがみんなの寄せ書きだった。
カネコさんが「こんなの・・・」って手渡した。
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<額に飾った寄せ書きと金メダル>
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寄せ書きを読む母の眼は涙があふれる。声が震えて言葉にらない。
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そして宴は続く…
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<満たされ顔>
母のこんなに嬉しそうで安らいだ顔が写真に撮れたのは久しぶりだ。
いつも疲れた顔が多かった母が本当に久しぶりに見せた美しい笑顔だ。
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次の日の写真はない。
朝からまたみんながどんどんフルーベリーを採ってくる。
亭主は選別に追われカメラどころじゃなかったのだ。

そして岩佐夫妻、ウッチャン夫妻はそれぞれいすみを後にした。
ただモッチャンの家族は、モッチャンが「ブルーベリが過熟になる。もっともいでおこう。」と宣言。
大したもんだ。
奥さんとキクちゃんは神のお告げのごとく従容としてかあるいは内心「イェーイ!」ッて感じでかホントのとこははっきりしないが、もう一晩泊ってくれることになった。

<母のわがままが始まる。>
モッチャンはやさしい。
そんなモッチャンが母は大好きだ。
息子に頼むとやばいと思うことは、全部モッチャンか来るまで待つ。
「わたしもブルーベリーの畑が見たい。」と言い出だした。
これには参った。よほど「鬼息子には頼んでも無理だ。」と思われてたようだ。
モッチャン二つ返事。「えっ!まだ行ってないんですか?今から行きましょう!」と嫌な奴。
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<初めてブルーベリー園に入る。>
その広さと大きく育った木々に感慨深げな母
父がこの土地に住み着いたときから三十余年が過ぎている。
母にしてみれば思い半ばにしてこの土地を去らざるを得なかった亡夫の無念に想いを馳せる。
まさか息子が方向は違えここに住み、自らの終の棲家に定めることになるとはまさに感無量なのだろう。
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<初めてブルーベリーを摘む。>
最初は大嫌いだったブルーベリー。今ではデイサービスに通う「花の丘」でも「おいしいよ」と自慢してるらしい。
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<モッチャン家族の帰京>
母の嫌いな別れの日。
最近は表まで出るのがおっくうらしくここでサヨナラ。
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おしゃもじ隊の素晴らしい企画ともてなしでその後の母の食欲は倍増した。
話の中身も前向きになった。
「辞世の句」を書いてたので怒鳴りつけたら「百二十歳」に挑戦する句を書き始めた。
これには怒鳴るわけにもいかず、「本当におれが先往くぞ」と心のなかで呟いた。

おしゃもじ隊。本当にありがとう。

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