皇帝ダリアが咲いてた。

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母の面倒と農園作業のメニュー消化で気持ちが追い込まれ、堅い頭がさらに固まってたのだろう。そして目線はやはり下を向いてたようだ。
朝、たまりにたまった生ごみをごみ集積所まで持っていった。
ここの生活で私が最も嫌いな作業だ。
集積所までは200m以上あるか…てくてく歩いて捨てに行くには結構億劫な距離なのだ。
ごみ袋を捨て終わりまたてくてくと歩いて戻る。これは嫌いじゃない。
一緒についてきたハナとわが家の入り口にさしかかった折、空の方に普段は見ない色があるの様な気がして、ふと見上げて驚いた。
えらく高い所にピンク色の花が3つばかり開いていた。
「なんだありゃ!」と一瞬なぜそんなものがあんなところにあるのか不思議な気持ちだった。
「アッ!あれがそうなのか」と気がつくまで数秒を要した。
『皇帝ダリア』だ。
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今春、仲間の岩佐氏がミツバチを運んできてくれた際、「これを植えてみな」と3本ばかりの苗を置いていった。
4~5mの高さまで伸びて花を咲かせると言っていた。
人様から花の苗をいただくのは正直気が重くなる。
上手く咲けば良し。枯らしでもしたら申し訳のしようがない。
その時も断ろうかと思ったのだが、「いいから植えとけ」と言われてR&Bガーデン予定地に植え付けたものだ。
もらいものだけに、それはそれは気を使って植えた。
他の草花に文句を言われても仕方がないぐらいだった。

でも、やはりだめだった。
夏までは順調に育ち、伸びていた。
確かに生命力が強いというのか、見るからに太くなりそうな茎がどんどん伸びていく。
これはすごいことになりそうだととりあえずは支柱も立てた。
8月、やってきました18号(?)。そう最近の台風はいすみが大好きらしい。
防鳥網が舞い上がったやつだ。
2mを超えてたダリアの茎が2本、地上1mのところでぽっきり折れていた。
参った。ダリアか哀れと思う前に「岩佐氏になんて弁解するか…」が来た。
秋になったら「咲いたよ」ってブログ作らなきゃならない。
「やはり、もらうべきじゃなかった」とガックリ来た。
真面目な話、どうやって隠そうかと悩んだこともあった。
隠せるわけないよなぁ…

ただ、救いは残りの1本にあった。
中では一番育ちの遅い背の低かったのが1本折れずに残ってたのだ。
「頼むから何とかなってくれ」
そしてその未熟児がいつの間にか伸び切り、今天空に咲き誇っているのだ。
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(茎が途中で曲がってる。あんなとこまで支柱を立てるなんて考えも及ばない。)
「あ!ブログが作れる」と力が抜けるぐらいほっとした。
疲れ気味だった気持ちにファイトをくれた。
特に秋口はテラスの方に頭がいき、あきらめた表庭の面倒は全く見てない。
放りっぱなしで忘れかけていたのにちゃんと自力で頑張ってくれた。
ま、「草木によっては、相性としていい場合もあるな」の好例か。
ママさんのミモザは枯れちゃったけど…

皇帝ダリアがたくましいことがよくわかった。
しかもこいつは挿し木が利くみたいだ・・・
亭主の腹黒い妄想がわいてきた。
つぎはこの苗を直売所で売るぞ…と

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この記事へのコメント

ちいしろもも
2009年11月13日 12:14
夷隅での生活も4年半になり、仙台での学生生活を超えましたね。今日の「皇帝ダリア」の日誌は貴兄の優しさがにじめでた記述。夷隅への移住・友達のお手伝い・お孫さんの来訪・母のこと等万感の思いが凝縮された記述でした。
いすみの青苺 亭主
2009年11月13日 23:26
ちいしろももさん
コメントありがとうございます。
仙台のことブログで書いたかなと驚きました。
おっしゃるとおり、いすみもいつの間にか長くなりました。
でもやりだしたことが飽きることを感じさせない魔力を持ってるらしく、今も日々はすごいスピードで過ぎ去ります。
そして好きなことを好きなだけやらせてもらえる幸せをまさに体感しています。
仲間、家族、いすみの人たち、周囲に恵まれているだけに素直な姿に創り上げねばと気持ちだけは疲れを感じません。
貴コメントも大きな力を次々にくださいます。
背伸びはしても肩ひじ張らずマイペースで進めるつもりです。
ありがとうございました

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