8月の勝手連(1) 水汲み大作戦

猛暑は気にならないのだが、6月29日の雨以来40日も雨が降らず、いい加減気持ちのくたびれてるさなかに北京オリンピックが始まった。と思ったら開会式の前になでしこジャパンは勝てる試合を引き分け、反町ジャパンも敗退。亭主のオリンピックは開会式の前に終わり、何もする気がなくなった8日勝手連のメンバーが訪れた。

「何から始めますか?」と檄を飛ばされ、ようよう重い腰を上げて始めたのが最も気になっていたブルーベリーテラスへの水やりだった。
7月の気象情報に踊らされ、苗への冠水ばかりを続けテラスへは一滴の水もやってなかったのだ。さすがにハイブッシュの方で水枯れ初期の症状を見せた樹が1本出ていた。
貯水槽から容量400の水槽に水をくみ出し、10のバケツで一穴二杯づつの水やりを開始した。
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穴数は約200、1穴2往復。400回の水運び。炎天下での作業はさすがにきついというより危険でもある。
「15分働いて45分休むつもりでやろう。」と言いながらも、モッチャン、ウッチャン、中橋君と3人来てくれていたのでさすがに早い。作業はその日のうちに終わった。
<「ジョーダンじゃないな」なんて誰も言わない>
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これを亭主一人でやったらどうなるか…やる前に諦めるに決まってる。そしてテラスは枯れ木の林になることになる。本当に助かった。

次の朝、ブルーベリーの特に新梢の葉がピシっと力強く開いてるのを見て安堵感でいっぱいになった。しかし一方で貯水槽の水は4/5を使い果たし、2回目の冠水は無理になってる。このまま9月まで晴天が続いたら今のままでは本当に枯れ木の林を作ることになる。
すべてを水道水で賄うほどの余裕はない。残念だが、長谷川ワールドのキャベツやキュウリそしてローズ&べりーコーナーのマリーゴールドやサルビアは既に枯れ始めている。

隣の高師さんは今年の夏は異常だという。確かに昨年の夏は、貯水槽と井戸の水でクリアすることができた。しかし異常気象は今後ますます増え続ける可能性が高い。しかもテラスはどんどん広げる計画でいる。

抜本的な水対策を講じる必要が焦眉の急となってきた。
「川から水をくみ上げる。」と提案した。
「どうやって?・・・」
「前の川まで斜面を切り開いて川に水中ポンプを沈める。斜面に竹でやぐらを組んで、その上にホースをのせる竹を並べてホースを長谷川ワールドまで引っ張る。長谷川ワールドに貯水タンクを置いてくみ上げた水を貯める。」
「できるの?」
「やってみなけりゃ分からない!」 実現可能性についての自信は全くない。
「無理だよ。」
「やるの!」と自分の覚悟を固めるつもりで宣言。


今までほったらかしにして荒れるに任せていた表の川沿いの土地の雑草を刈ることから始めた。
気乗りのしなさそうなメンバーを前に、萎えそうになる気持ちを振り切るつもりで草刈機を始動させ、「マムシが出たらどうしよう」と思いつつ勇を鼓して雑草刈りを始めた。
自分の背より50cm以上も高い雑草や竹が密生し全く見通しのきかない荒れた崩れやすい急斜面に川まで空き地を開いていくのだから何せ不気味だった。足元の地形さえ定かではない。しかも風は全く通らず炎熱地獄だ。
途中で足元が崩れて転げ落ちたら、そばにいたウッチャンが「草刈機、大丈夫?」ときた。
こっちは怖々やってんだ。嘘でもいいから「怪我ない? 」ぐらいは言ってくれても損はないだろうに…。

1時間ほどで、道路から水場へ向けての急斜面を切り開くことができた。ブッシュを切り取った間から直接水場が見えたのだ。道路からは約10mほど下になると思われる。
道路から川の水が見えたので、勝手連もやっと何とかなりそうだと思えてきたらしい。動きが活発になってきた。
亭主も少し先の明かりが見えた感じがし始めた。

まずは長い竹の準備が必要だ。幸いなことに川ベリには太い孟宗竹が潤沢に生い茂っている。
こうなるとモッチャンががぜん張り切り始める。鋸と鉈を持って竹林へ潜り込んだ。
そしてすぐさま青々とした長い竹が何本も準備された。
<ホースをのせる誘導路用の竹の調整>
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<やる気まんまん>
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<遊びに来てた関谷さんも苦笑い>
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最初の作業は水場の確認だ。雑草を刈り取った場所で水が確保できるかモッチャンと中橋君が下りて行った。
最適の場所ではなかったが、20cmほどの深みはあった。理想的な場所確保は将来のテーマとして拙速を尊び、なんとかなりそうだと結論付けた。
<水場が見えた>
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<水場に深みを作る二人>
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次は水場からくみ上げるためのホースのルート確保だ。揚力のロスを極力少なくするため、2か所に竹でやぐらを組みその上に長い竹を2本並べて縛り付け、乗せたホースが折れ曲がることなく上へ向かうようにする。
<水場へ誘導路用の竹を下す。>
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<反対側を第一の足場に乗せる。第二の足場との間を短い誘導路でつなぐ。>
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<ホースを載せてみた。手前の曲がった竹は水場への手すり代わり。>
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<誘導路の連結>
河から直登する誘導路の竹と道路をまたいで貯水タンクへつづく誘導路の連結作業。何とも原始的。ただ紐で縛っただけ…。
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<道路を渡る竹のホース誘導路>
2m強あったが、これでも低すぎると高師さんからクレーム。後で修正を検討することとなった。
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<畑からみた誘導路>
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<貯水タンクの移動>
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<貯水槽の据え付け>
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<下から見上げた貯水タンク 当初計画の完成>
中橋君が立っているところが、川とわが家の畑(長谷川ワールド)の間にある家の出入口へのアプローチ道路。
これで当初考えた全体の姿が完成した。「だいたいは終わった!」と力が抜ける。
猛暑の中、大の大人4人でたっぷり丸1日の大仕事だった。
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水が上がってこない! 
いよいよ汲み上げ開始だ。これで長谷川ワールドの悲劇も解消できる。吸水ポンプを川に据え付け、祈りをこめて電源のスイッチを入れた。
2秒、3秒、5秒・・・10秒。水が上がってこない。
「ポンプ、動いてるか!?!」 上の畑から亭主。
「動いてるよ!」 川からモッチャン。
「動いてるってよ!」 中間地点でウッチャン
「水が来ないよ!」 亭主
「上がってますよ」 川から中橋君
「ここまでは来てるみたい。」とウッチャン。
「ウーン・・・」 亭主。

結論はポンプの揚水能力の不足だった。 小型ポンプとしては高性能なテラダのPX250だったが、さすがに10mの高さの揚水能力はなかった。
鳩首会談の結果、ポンプを揚水能力の限界地点である第2やぐらのところまで降すことにした。
二度手間にはなるが揚水を2回に分けてすることにしたのだ。
まずは当面の水の確保を第一義として今夏は不自由さを我慢することにした。
<鳩首会談>
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<貯水槽の高さは当初の2/3の位置となった。>
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<水か来た>
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再びスイッチオン。
「水が来たよ!」とウッチャン。
「ヨシッ!!」 これで何とかなる。
今まで雨水と水道に頼るしか方法のなかった長谷川ワールドやR&Bコーナーが水の不安から抜け出せる。
揚水能力はやや弱いが、それでもあの1トンほど入るタンクが50分程度で満タンになった。
次いでポンプを川から貯水槽に移し、再び畑まで水をくみ上げなおした。
ありったけの大型タブを畑において水をためる。
貯水槽の1/3の水が上がったようだ。
明日は畑で枯れそうになってる里芋やキャベツ、ナスなどにたっぷり水をやることにして全員シャワーとビールへ直行。
刺身と久保田とおしゃもじ隊の料理が待ってる…!!!。

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